2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

職場用賢治全集

本を買うかどうかは、心の状態が大きく影響している。「宮沢賢治全集」1,3,4(ちくま書房) 「摘録 劉生日記」(岩波文庫) 辰濃和男「私の好きな悪字」(岩波現代文庫) いずれも105円。 賢治全集は持っているが、職場用として。 辰濃本は岩波新書…

立原とスダチ

萩原朔太郎にかかわる調べ物をしていて 井上靖「古里の鏡」(中公文庫)に入っている 「『郷土望景詩』讃」を読んだら 同じ本に入っている「立原正秋・二題」に目がとまる。 「風」という詩(いかにも立原らしい)と 「美しい村」にある掌編「八月の午後」を…

ギボン

金魚鉢に閉じ込められたような1週間。 息がつまる作業からようやく解放され 久しぶりに古書店に行くと、収穫。 ギボン「ローマ帝国衰亡史」1,2(ちくま学芸文庫) 桑原武夫「論語」(ちくま文庫) 黒鉄ひろし「新選組」(PHP文庫) 茂木健一郎「脳の…

車エビの踊り食い

明治から大正、昭和初めの新聞記者たちのこと 調べると、実に面白い。 そんな合間に 朝日新聞のなぎら健壱「酒にまじわれば」たのしむ。 朝日では一番心待ちにしている連載。 今回も石垣島で、紹興酒を使った車エビの踊り食いの話 うまいなあ。

心に響くことば

朝、FM放送で小川洋子さんが宮本輝さんの「錦繍」を紹介していた。 たくみなことばにのせられ読んでみたくなり ブックオフで新潮文庫を購入。 一緒に吉田茂「日本を決定した百年」(中公文庫)。ともに105円 21日付各新聞朝刊は、取り上げる記事がな…

お出かけも命がけ

・19日の朝刊は産経がよみごたえあり。 久田恵さんの連載「家族がいてもいなくても」の「お出かけも命がけ?」。 92才の父を車いすに乗せて散歩に出たとき、 中年の女性にいきなり「おまえら、死ね!」という言葉を投げつけられた。 あちこちで怒鳴られ、ど…

1018朝刊メモ

18日の朝刊メモ。 朝日・天声人語で「赤福餅」の製造年月日改ざん問題をとりあげている。 出荷・配送段階で余ったものを冷凍し、後日解凍して、その日を製造日として出荷していた というとんでもない話だが、 北海道の「白い恋人」の偽装問題が起きたとき …

ウィングフィールド

フロストシリーズの著者、ウィングフィールドが 7月に亡くなったこと、今日になって知る。 未訳の2作はどうなっているのか。

源氏

前夜過飲。 シンポジウムの打ち合わせのあと 急に「フロスト」シリーズを読みたくなり 「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」「夜のフロスト」(創元推理文庫) そろえる。315円。この厚さでなんという安さ。 「源氏物語」(岩波文庫、山岸徳平校注)…

マンガ家入門

林哲夫「古本屋を怒らせる方法」読了。 石森章太郎の「マンガ家入門」にふれた「はじまり本の根深さ」を読んで、 ちょうど実家から持ってきた荷物の中にこの本があったことを思い出す。 手にとってみると、何度も何度も読んだ記憶がよみがえった。 1968…

房内はるみさんの新詩集「水のように母とあるいた」(思潮社)を読む。 中新田未来賞の「座繰りをまわす女」がいい。座繰りがまわる/座繰りがまわる//つくる女も 着る女も/朝になると ほどかれて/新しい糸になっていく

上毛及上毛人

大正期の「上毛新聞」と「上毛及上毛人」を読みふける。 大正11年の上毛新聞に森銑三の連載記事「馘られた教師の手記」が載っている。 森は高崎で代用教員をしていたとき 童謡雑誌「小さな星」を創刊したことが問題にされ、免職になった。大正14年8月の…

史伝閑歩

萩原朔太郎と交流のあった翻訳家で地方紙記者山崎晴治のことを知りたいのだが、 手がかりがつかめず。気晴らしにブックオフに行くと 森銑三「史伝閑歩」「明治人物閑話」「思い出すことども」(いずれも中公文庫) 百目鬼恭三郎「奇談の時代」(朝日文庫)。…