チボー家、ポー、デュビビエ

新潮社「考える人」の特集「海外の長編小説ベスト100」を拾い読み。
よくできた特集。
鶴見俊輔高野文子の対談を楽しむ。
「私は現実の方が大事だと思っている」という高野の意外な健康さに鶴見が「すごいと思う」様子がよくわかる。
高校時代、『チボー家の人々』と萩尾望都ポーの一族』、NHKでやっていた古いヨーロッパ映画が同時にあったという高野の話に、そういえばそうだったと思う。
少し上だけれど、ほぼ同世代だからか。
高野が触れていた『日本文壇史』、手を出せずにいたが、読んでみたくなる。