山本博文、野口悠紀雄

週刊ダイヤモンド』(特集「「読書」を極める」)、山本博文『日曜日の歴史学』(新潮文庫)購入。ダイヤモンドで野口悠紀雄がSFを取り上げていた。ベストはエレーモフの『星の船』、続いてウェルズ『宇宙戦争』、ジョン・ウインダム『トリフィド時代』、ロバート・L・フォワード『竜の卵』。最後を除いて、どれもクラシック。エレーモフ、急に読みたくなる。小松左京のエレーモフ論もあった。

由上修三、山本周五郎

ブックオフの棚にあった由上修三『伯父の日露戦争』(群馬評論社)にときめく。久しぶりのこと。山本周五郎『酒みずく・語る事なし』(新潮文庫)も。改題前の『小説の効用・青べか日記』はスキャン文庫にしたので。

鏑木清方文集

これだと思ったときは買うのだと決めていたのに、また躊躇してしまう。『鏑木清方文集』(白鳳社)全8巻が840円で得られたのだが、その重さに、まずは1−3巻だけを購入。店を出てから、思い直して戻ってみると、やはり残り5巻はすでになし。それでもめぐり合えたことに感謝することにしよう。久しぶりの美本。台風が去るまで、ゆっくり読もう。
同じ店で山本健吉編『日本国民文学全集 古典名句集』(河出書房新社)、読みやすそうなので。内田百けん『東京日記』(岩波文庫)、丸谷才一『にぎやかな街で』(文春文庫)、堀江敏幸『めぐらし屋』(新潮文庫)、池波正太郎西郷隆盛』(角川文庫)など入手。

吉行淳之介から内田百けん

吉行淳之介『懐かしい人たち』(ちくま文庫)に内田百けんの『東京焼尽』を参考にしたことがあるとの記述あり。これはもっていたはずと思い探すが見つからず、アマゾンで注文。吉行の『自家謹製 小説読本』(山本容郎編、集英社文庫)がたのしい。『「濹東綺譚」を読む』で、挿絵の木村荘八の「この小説の挿絵を委嘱されたときに、誇張した言葉で云えば、オノレのウンメイは、これで極まったと思ひました」との言葉を引用している。

グィン 辺境の惑星

3月末以来、書く気にならず。最長の空白となった。『村上春樹堂』に書かれていたル・グィンの『辺境の惑星』(ハヤカワ文庫)読み始める。公転周期80年の惑星の話。この時期に出版されたSFの再読欲が高まる。